早漏症を治療しようとしたが、ほんの少し擦れただけでもその部分がちょん切れたとか、焼け付くような
苦痛を感じる難病である複合性局所疼痛症候群(CRPS)に苦しみ、自殺まで試みたある患者に対し、
該当の病院は 300万ウォンを賠償しなさいという裁判所の判決が出たと、京郷新聞が30日に報道した。
学界が認めない手術を行ったせいで一生苦痛を伴う副作用が現れたが、裁判所は「医師が副作用を
予想することができなかった」とし、賠償責任を大幅に低く評価して裁判所が患者の苦痛を大幅に軽く
見たのではないかという物議を醸している。
京郷新聞によれば、早漏の症状があったAさん(39歳)は2006年4月、B泌尿器科を尋ねて陰茎背部
神経の部分切除手術を受けた。この手術は陰茎に繋がれている神経の一部を切断して感覚を鈍化
させるもので、副作用が多く、学界では認められていない。
こうした事情を知らなかったAさんは、病院の説明に基づいて手術を受けたが、手術直後に陰茎周辺
から原因不明の体液が出て、3週間後からは下着が擦ったり水が触れるなどの軽い接触でも激しい
痛みが発生した。
再びこの病院を尋ねたが、病院が「特異所見は見当たらない」と返すと、Aさんは別の病院を尋ねて
『複合性局所疼痛症候群』の診断を受けた。ソウル大学病院はAさんに対し、精神科の集中治療が
必要だと診断した.
Aさんは該当の泌尿器科の医師を相手に訴訟を起こし、1・2審に引き続き最高裁判所の破棄差し戻
し審まで続けた。裁判部の結論は、「病院は300万ウォンを賠償しなさい」だったという。
破棄差し戻し審の裁判部であるソウル高裁民事17部(キム・ヨンソク部長判事)は訴訟費用の95%
をAさんが負担するようにし、訴訟金額だけを見れば事実上敗訴したようなものだとこの新聞は伝え
た。最高裁判所は、「説明義務違反に対する賠償責任額だけ求めるべきで、精神的苦痛に対する
費用まで含めて賠償額を拡大してはいけない」と判断した。
ソース:NAVER/朝鮮日報(韓国語)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=023&aid=0002585127
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